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FNシリーズ第3戦美祢レビュー [えふぽん!]
MRO、FNシリーズは山口県美祢サーキットに舞台を移し、第3戦が行われた。
パドックで注目を集めたのは、このレースから参戦する新人Anning。
フリー走行では各チームがレースセッティングを順調に進める中、
Anningの所属するTHIRD clubのピットでも、初レースに向けたマシン調整が進められた。
予想不可能の美祢のレースは、間もなくスタートの時を迎える。
予選
Q1をトップ通過したのはtanasinn racingのYassan。
次いでZakospeedのFujiyama、Yellow gateのRinman、K_ONのTakomaxの順。
ZakoのYashima、AUBのPack、そしてAnningはQ1敗退となった。
Q2でPPを獲得したのは、最後のアタックで逆転したFujiyama。
Fujiyamaと共に39秒台を叩き出したYassanは惜しくも2位。
3位RinmanはQ1タイムが採用され、Takomaxは僅かにに及ばず4位からのスタートとなった。
決勝
絶好のレース日和のなか、7台のマシンがシグナルと共に爆音を轟かせる。
1コーナーで先頭に立ったのはTakomax。FujiyamaとYassanがそれに続く。
1周目が終わって、Takomax、Fujiyama、Yassan、Rinman、Yashima、Anning、Packの順。
そしてレース序盤は、やや荒れ模様の展開となった。
折から吹く美祢の山風(ラグ)に翻弄され、姿勢を乱したりコースオフするマシンが続出。
各ドライバーは慎重なドライビングを要求されることとなった。
3周目、2コーナーでブレーキを遅らせすぎたTakomaxとFujiyamaが交錯。
その隙ついたYassanがトップに踊り出る。Takomaxは加速出来ずにポジションダウン。
5周目、またも2コーナー。今度はYassanとFujiyamaが接触。
後ろから迫っていたTakomaxも避け切れずに接触し、YassanとTakomaxはポジションを落としてしまう。
6周目、4位までポジションを上げていたPackが第2ヘアピンでポールヒット。最後尾に下がる。
7周目、1コーナーでTakomaxがYassanのインを突く。
2台はそのまま2コーナーまで並走したが、インを守ったTakomaxが4位に浮上。
また後方では、Anningが最終コーナーでコースオフ。Packが6位に浮上した。
Anningは新しいマシンのセットアップが完全ではなく、コース上に留まるのが精一杯な様子。
9周目の時点で、Fujiyama、Yashima、Rinman、Takomax、Yassan、Pack、Anningのオーダー。
2位を争うYashimaとRinmanが僅差でけん制しあう中、Fujiyamaが徐々に差を広げ始めている。
12周目、Takomaxが一番最初にピットイン。チームは最初Sタイヤを用意していたが、
ピットイン直前でHタイヤに入替える。Takomaxは7位でコースに戻ってペースを上げる。
16周目、2位争いをしていたYashimaが1コーナーでコースアウトし、Rinmanが2位を奪取。
背後を走るRinmanのプレッシャーに耐えきれなかったようだ。
17周目、4位走行中のYassanがシケインでポールヒット。後ろから来たPack、Takomaxに抜かれてしまう。
Yassanはそのままピットイン。ぶつけたフロントウィングをチェックし、3.9秒でコースに復帰した。
レースは折返し地点。どのピットもタイヤ交換の準備を整えている。
19周目、3位Yashimaと6位Anningがピットイン。
Anningは初めてのピットインを無事に終わらせ、7位でピットアウト。
Yashimaは3.5秒でピットアウトしたものの、2位のPackとTakomaxの直後に復帰。
しかしタイヤが辛いPackに対し、Yashimaは2コーナーでオーバーテイクを仕掛ける。
2台は軽く交錯したものの、前に出たのはYashimaだった。
20周目、トップFujiyamaと4位Packがピットイン。
Packは3.7秒でピットアウトし、5位でレースに戻るがタイムが上がらず、結局6位でレースを終えた。
Fujiyamaは2位でコースイン。Takomaxの少し前で復帰したものの、
TakomaxはFujiyamaを捕らえてオーバーテイク。1位争いは接近戦となる。
21周目、本日最後のピットインはRinman。
3.6秒でピットアウトするが一瞬届かず、1位を争うTakomax、Fujiyamaの後ろとなってしまった。
このピット作業があと0.5秒早ければ…、このレースの結果は大きく違っただろう。
22周目の1コーナー、4位Yashimaが3位Rinmanのアウトから被せてオーバーテイク。
これで、Takomax、Fujiyama、Yashima、Rinman、Yassan、Pack、Anningのオーダー。
さて、ここからのレースは筆舌に尽くし難い。
まさに「何かが起こる美祢」にふさわしい、壮絶なバトルが幕を開ける。
24周目、1コーナーでFujiyamaがインを突くが、Takomaxはクロスラインで2コーナーのインを奪う。
しかしFujiyamaも負けじと並びかけ、そのまま第1ヘアピンから第2ヘアピンまで並走。
前戦、筑波を思い出させるかのような激しいバトルだ。
そしてその間に、一時は2秒近く離されていた3位Yashimaと4位Rinmanが急接近。
レースは残り14周の時点で、一挙に4台がトップ争いをする急展開を見せる。
翌25周目、今度はFujiyamaが、先ほどのお返しとばかりに2コーナーでTakomaxのインを奪う。
そしてTakomaxも負けじとインフィールドセクションを並走する。
3位Yashimaと4位Rinmanもピタリとくっついて、虎視眈々と前を窺う。
このあとこの4台は、常に1秒ほどの間にひしめきあい、メインストレートで追い付き、
1~2コーナーで並びかけ、インフィールドで超接近戦になるバトルを10周以上にも渡って繰り返した。
今日の美祢に集まったレースファンは、この素晴らしいバトルに酔いしれたに違いない。
32周目、タイヤが辛くなってきたTakomaxに、3位のYashimaが1コーナーで襲いかかる。
が、ここは百戦錬磨のTakomax。落ち着いて2コーナーで抜き返す。
1位のFujiyamaは一気に逃げ切るチャンスだが、タイヤを消耗したか思うようにペースが上がらない。
34周目の2コーナー進入。周回遅れのAnningをトップ4台が雪崩のようにパスしていく。
初レースのAnningは、いきなりこんなバトルに巻き込まれてさぞかし困惑したことだろう。
そしてレースが決したのは、残り2周となった35周目。
Fujiyamaから徐々に離されているTakomaxは既にタイヤを使い切っており、
1コーナーから2コーナーにかけてYashimaにパスされ3位に後退する。
37周に及ぶレースは、Fujiyamaが1秒のリードを守ってトップチェッカー。今季2勝目を挙げた。
また2位にはYashimaが入り、ザコスピードは3戦目で2回目の1-2フィニッシュとなった。
3位はタイヤが終わってからも、熟練の技で凌いだTakomax。
Rinmanは全体2位のFLを記録したものの、Takomaxをかわせず4位に終わった。
興奮冷めやらぬFNシリーズ、次戦第4戦は5/18に開催される。
テクニカルセクションが連続する難攻不落のオートポリスでは、
いったいどんなドラマが待ち受けているのだろうか。
※リザルト&リプレイ
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リプレイは0.99A以前のバージョンでご覧ください。
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